今春卒業する高校生のうち、昨年12月末現在の就職希望者の内定率は、前年同期を1・5ポイント下回る82・3%だったことが16日、文部科学省の調査でわかった。
この時期の内定率が減少に転じるのは、IT(情報技術)バブル崩壊後の2002年以来6年ぶり。同省は、昨秋以降の世界的な経済不況の影響とみている。
調査によると、国公私立高の就職希望者約20万6000人のうち、企業などからの内定を得た生徒は約17万人だった。男女別の内定率は、男子が87・0%(前年同期比1・0ポイント減)、女子が76・3%(同2・1ポイント減)で、女子の落ち込みが目立った。都道府県別では、秋田、愛知、長崎など8県を除く39都道府県で前年同期の内定率を下回り、特に高知(76・1%)、埼玉(80・1%)は前年同期を4ポイント以上、下回っていた。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081209-206556/news/20090216-OYT1T00819.htm