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2009年02月16日(月) 00時00分

四川大地震被災者が福岡到着読売新聞

玄界島の子どもらと交流へ
福岡空港に到着し、歓迎を受ける中国の子どもら

 約8万7000人の死者・行方不明者が出た中国・四川大地震(2008年5月)で被災した子ども6人が、九州観光推進機構などの招きで九州を旅するため、15日、福岡市の福岡空港に到着した。心身に傷を負った子どもらを励ますのが狙い。滞在中は県西方沖地震(05年3月)で甚大な被害を受け、復興した同市の玄界島も訪れ、島の子どもらと交流する。

 来日したのは、小学生〜大学生の被災者の中から選ばれた9〜20歳の男女。地震の際に片方の腕を失ったり、がれきの下から友人を助け出したりした経験を持つ。

 空港では旅の疲れも見せず、「日本のハイテクを見たい」「早く日本の友達に会いたい」と興奮した様子で話していた。

 一行は初日、大分県の別府温泉に宿泊。9日間で玄界島のほか、熊本城や長崎の平和公園など、九州7県すべてを訪れる予定。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukuoka/news/20090215-OYT8T00834.htm