阿蘇市長選は15日、告示され、新人の前市議・井芹正吾氏(34)(無所属=公明推薦)と、再選を目指す現職・佐藤義興氏(59)(無所属)が立候補を届け出、一騎打ちとなった。2町1村が合併し、阿蘇市が誕生して4年。新市発足後のまちづくりの成果や今後の取り組みを争点に論戦が始まった。
井芹候補は、同市内牧の選挙事務所前で第一声。市議や、推薦を受けた公明党の国会議員、県議らから激励を受け、「基幹産業の農業が疲弊し、若者が流出している。情報公開しながら市民と行政が一体となって考え、合併特例債を活用して真に必要な事業に取り組むことで、魅力ある古里を作りたい」と主張した。
佐藤候補は、同市一の宮町宮地の阿蘇神社で出陣式。国会議員や地元選出県議らが応援する中、「市民の声を聞いて、信頼関係を築きながら医療、福祉などの課題に取り組んできた。住んで良かったと思う市を作り上げるために2期目も頑張り、将来の阿蘇市を次の世代にバトンタッチしたい」と支持を訴えた。
投票は22日午前7時〜午後6時(一部は午後4時まで)、市内22か所で行われ、同7時半から一の宮中体育館で開票される。
有権者数は14日現在、2万4355人。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/news/20090216-OYT8T00151.htm