熊本市中心市街地でのテロを想定した訓練が15日、同市の熊本交通センター周辺で行われ、県や市、自衛隊、警察など19機関の約270人が参加した。
訓練は、センタープラザ地下に時限装置を使って化学剤が散布され、多くの利用客らが被害に巻き込まれたとの想定。
現場に到着した消防や警察が指揮所を設置し、立ち入り禁止区域を設けた後、化学剤を回収。有毒ガスを吸った人の救助では、緊急性や症状の程度に応じて区分し、治療の優先順位をつける「トリアージ」の訓練もあった。
訓練後、対策本部長の幸山政史熊本市長が「きびきびとした動き、連携がとれた様子を見て頼もしく思った」と講評した。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/news/20090216-OYT8T00157.htm