大分市議選(定数46)が15日告示され、55人が立候補した。合併特例法の定数特例を適用した前回より定数を2削減し、選挙区も旧3市町別から全市1区となり、7日間にわたる選挙戦は激しさを増しそうだ。
候補者の内訳は現職39人、新人16人。男女別では男性53人、女性2人。党派別にみると自民17人(推薦の1人が党籍証明書を提出)、民主4人、公明6人、共産4人、社民5人(うち推薦1人)、無所属19人。無所属のうち、民間企業労組出身者らでつくる会派・新市民クラブが現職5人と引退する現職の後継新人1人、民主系の市政クラブが現職1人、社民系の社民クラブが現職3人を立てた。
景気悪化に伴う雇用問題や大分サティが撤退した後の中心市街地活性化、旧町部の振興策などが争点。
候補者たちは届け出を済ませると、支持者を前に第一声を上げた。このうち、自民現職の出陣式では、来賓としてあいさつした福岡県内の首長が「北九州市議選では、自民党候補が苦戦を強いられた。これまで以上に苦しい戦いになる」と陣営を鼓舞。候補者は党には触れず決意表明し、支持者らと握手を交わした後、遊説に向かった。
他陣営でも党首や現職参院議員らが来援に訪れ、衆院選の前哨戦の様相も呈した。街頭で議員定数削減や、既存政治の枠組み打破などを訴える無所属新人の姿も見られた。
投票は22日午前7時〜午後8時、101投票所(佐賀関・野津原両地区は午後7時、百木、河原内、伊与床地区は午後6時まで)で行われる。期日前投票は16〜21日の午前8時半〜午後8時、市役所と各地区の支所・出張所で。
有権者数は14日現在、37万6449人。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/oita/news/20090216-OYT8T00277.htm