日田市大肥で15日、麦踏み大会が行われ、市内外から参加した親子連れら約500人が、約10センチに伸びた芽を踏みつけた。
地元の農事組合法人「大肥郷ふるさと農業振興会」が、農業に興味を持ってもらおうと、10年前から行っている。踏まれた麦は根がよく張るうえ、枝分かれが多くなり、収量が増えるという。
麦は米の裏作として栽培され、昨年11月、約27ヘクタールの田んぼに種をまいた。麦踏みはこのうち3・5ヘクタールを開放して行われ、子どもたちはドラム缶を転がして麦を倒す遊びも楽しんだ。
福岡市立西高宮小3年藤城聡太君(9)は「楽しかった。麦が大きく育つとうれしい」と話していた。
麦は5月下旬に収穫し、焼酎やみその原料として、近くの酒造会社や農作物加工所に出荷するという。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/oita/news/20090216-OYT8T00279.htm