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2009年02月16日(月) 00時00分

「拉致被害者救出を」読売新聞

霧島で家族ら署名活動
多くの人に署名を呼びかける市川さん(右から2人目)ら

 拉致家族並びに特定失踪(しっそう)者家族を支援する会(花牟礼薫会長)は15日、霧島市隼人町で北朝鮮拉致問題の早期解決を訴える署名活動を行った。

 多くの人に関心を持ってもらおうと、同市の鹿児島神宮で開かれる「初午祭」に合わせ、一昨年から神宮近くで実施している。

 署名活動には、拉致された市川修一さん(当時23歳)の兄健一さん(63)や、修一さんと一緒に拉致された増元るみ子さん(同24歳)の姉平野フミ子さん(59)、特定失踪(しっそう)者田中正道さんの妹村岡育世さん(58)らが参加。観光客らに「拉致被害者を取り戻すため、署名にご協力下さい」と呼びかけた。大勢の人が足を止めて、署名をしたり、「頑張りましょう」と激励の言葉をかけたりしていた。

 拉致問題に関しては、クリントン米国務長官が16日に来日し、拉致被害者の家族と面会する予定となっている。市川さんは「クリントン国務長官との面会は、北朝鮮に対して大きなメッセージになる。韓国も北朝鮮への融和政策を見直しており、政府はこのチャンスを逃さず取り組んでほしい」と話した。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20090216-OYT8T00271.htm