ドームの内部、報道陣に公開＜動画あり＞（中国新聞）
世界遺産・原爆ドーム（広島市中区）の３年ぶりとなる健全度調査を進めている市は16日、敷地内での作業の様子を報道関係者に公開した。調査は３月まで続く予定。
上部付近まで調査用の足場で囲まれたドームでは現在、外壁のひび割れや鋼材の腐食、地盤沈下の有無、外壁を補強する防水モルタルの劣化などを調べる作業が続いている。この日は作業員２人がドーム上部に登り、鉄骨の破損や腐食の状況を目視で確認した。市緑化推進部によると、今のところ、大規模な外壁の破損などは見つかっていないという。
【写真説明】３年ぶりの健全度調査が進められている原爆ドームの頂上部＝１６日午前１０時１０分（撮影・高橋洋史）