アフリカ南部のマラウイ共和国のグドール・エドワード・ゴンドゥエ財務相(72)が15日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、原爆資料館を見学した。
国重俊彦副館長の案内で、駐日マラウイ大使たちと館内を回った。廃虚となった爆心地周辺のパノラマ模型や、8時15分で針が止まった腕時計、黒焦げになった弁当箱など、被爆の惨状を伝える品々を沈痛な面持ちで見入っていた。ゴンドゥエ財務相は「非常に衝撃を受けた。悲劇から何かを学び、二度と起きないようにするかが大事だ」と述べた。
【写真説明】国重副館長(左端)の案内でパノラマ模型を見学するゴンドゥエ財務相(右端)