周南、下松、光の3市でつくる周南地区衛生施設組合は、運営する恋路クリーンセンター=下松市河内=の焼却業務の一部民間委託を新年度から始める。6年後には従業員20人で担当している業務を完全委託する方向で計画している。
同施設は3市から出る可燃一般ごみを受け入れ、焼却している。焼却炉の運転業務は5人1組の4班で担っており、1班分を専門業者に随意契約で委託。10日にあった組合議会で委託料4000万円が可決された。
同組合は負担金を出す3市の財政が苦しい状況を受け、行財政改革に取り組む。退職者の補充をせず段階的に委託に切り替える。2014年度末に全職員33人のうち9人が退職するのに合わせ、15年度から焼却業務を完全に委託する予定だ。