笠岡諸島産のカキをPRする「かさおか鮮魚市カキ祭り」が15日、笠岡市平成町の水と緑のふれあい広場であった。市漁協主催。岡山、広島の両県を中心に約1万5000人が訪れ、即売や詰め放題などでにぎわった。
高島や北木島周辺で養殖し、早朝水揚げした殻付きカキの詰め放題コーナーでは、子どもたちが直径、高さ15センチのミニバケツを山盛りにして歓声を上げていた。父親と来た福山市能島の春日小4年須崎まりんさん(10)は「初めて来たけれど、たくさん取れた。焼きガキやカキ汁にして食べたい」と喜んだ。
カキ飯、カキ丼など約20の即売テントもにぎわい、昨年より3トン多い11トンを完売した。笠岡諸島では30歳代を中心に5事業者がカキを養殖している。
【写真説明】殻付きカキをミニバケツに詰め込む子どもたち