夜の来島海峡に巨大な光のツリーが連なる。本州四国連絡高速道路会社(神戸市)は週末や祝日を中心に、愛媛県今治市の市街地と大島を結ぶ瀬戸内しまなみ海道の来島海峡大橋をライトアップしている。
大橋は全長4105メートル。海上にそびえる高さ183.9メートル—116.5メートルの主塔6本を700ワットの照明64基で照らす。橋げたを支える全長4.4キロのケーブルには10ワットの照明600基が取り付けられ、曲線美を描く。ライトアップは、大橋が開通した1999年から毎年実施。今治市の糸山公園や大島の亀老山展望台には観光客や写真愛好家が詰め掛け、雄大な夜景を楽しむ。次の点灯は3月20、21の両日、午後6時半—10時。
【写真説明】ライトアップされた来島海峡大橋。輝く急流に島のシルエットが浮かぶ(撮影・増田智彦)