日本郵政は16日、総務省に対し、保養宿泊施設「かんぽの宿」のオリックスへの一括売却を決めた経緯を説明する報告書と関係書類を提出した。
書類の提出は、鳩山総務相が2月4日、日本郵政株式会社法に基づく報告命令を出し、入札に関する詳細な資料の提出を求めたことを受けたものだ。提出された資料で、買収を希望した企業や内外の投資ファンドが示した条件、その価格の算定方法などが明らかにならなければ、総務省は日本郵政への立ち入り検査に踏み切る方針だ。提出された書類は、売却対象施設の不動産鑑定評価書なども含まれ、段ボール箱計17箱にのぼった。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090216-OYT1T00517.htm