【ニューヨーク=池松洋】米ゼネラル・モーターズ(GM)と全米自動車労働組合(UAW)の労働条件の改定交渉が15日、いったん決裂した後、再開した。
複数の米メディアが報じた。GMは、人件費削減のために、UAWによる運用に切り替える退職者向け医療保険に対する総額200億ドル(約1兆8000億円)に上る基金の拠出方法についてUAWとの溝が埋まらず、13日にいったん交渉を打ち切っていた。
GMとクライスラーは17日までに米政府に経営再建計画を提出しなければならないが、米政府は、計画提出に際して退職者向け医療保険の負担も含めた労働コストの削減についてUAWと合意することを求めていた。交渉は17日の提出期限まで続けられる見通しだという。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090216-OYT1T00366.htm