【ニューヨーク=白川義和】米ニューヨーク州バファロー近郊で米旅客機が民家に墜落し、乗客ら50人が死亡した事故で、米国家運輸安全委員会(NTSB)当局者は15日、AP通信に対し、事故機が墜落時に自動操縦で飛行していたことを明らかにした。
NTSBは昨年12月、氷結状態の悪天候下では手動操縦に切り替えるよう勧告しており、操縦士がこれを守らなかった疑いが出てきた。
事故機の操縦士は墜落前、主翼などが「かなり着氷している」と認識していた。NTSBの15日の記者会見によると、機体が異常を警報したのは墜落の26秒前で、操縦士が立て直す時間はなかったとみられている。