大相撲の貴乃花親方(元横綱)夫妻が八百長疑惑や財産問題をめぐる親族との確執についての週刊現代、月刊現代の記事で名誉を傷つけられたとして、発行元の講談社などに損害賠償などを求めた訴訟の証人尋問が16日、東京地裁で開かれ、出廷した貴乃花親方はあらためて一連の記事が事実無根であると訴えた。
記事は、貴乃花親方が実兄の元横綱3代目若乃花らと八百長を行ったと報じたり、同親方の父で師匠だった故二子山親方(元大関貴ノ花)に日本相撲協会理事職の禅譲を迫り、財産を狙ってほかの親族を排除したなどとしている。
貴乃花親方は「一切、事実無根。許すことはできない」と、強い口調で証言した。
貴乃花親方は4日、新潮社との同様の損害賠償訴訟で勝訴している。