乾燥大麻を所持していたとして京都大法学部2年生が逮捕された事件で、京大は16日、記者会見を開き、大西珠枝理事が「事件は誠に遺憾。社会を騒がせ、深くおわびする」と陳謝した。
会見では、西村周三理事が昨年11月以降、各地で大学生による大麻事件が表面化したことを受け、学生に薬物への注意を促すパンフレットを配るなど注意喚起してきたと釈明。「決して十分ではなかった。なお指導が必要だ」と話した。
今後、新入生には入学時に課外教育で指導を徹底し、再発防止を図るとしている。
京大は同日、各学部の学部長クラスによる臨時局長会議を開催。事件の内容を教職員に伝え、薬物乱用防止の徹底を図るよう申し合わせた。