国土交通省の春田謙事務次官は16日の記者会見で、JR東日本が自営の信濃川発電所で違法取水をしていた問題について「国民の信頼を裏切るもので遺憾だ。厳正に処分するということで手続きを進めたい」と述べ、同発電所の水利権を取り消す方針を示した。
取り消しの時期については「河川法に基づいて関係行政機関の長と協議する必要がある。処分までは1カ月くらいかかるのではないか」との見通しを示した。
水利権が取り消された場合の同社の電車運行に対する影響について「行為に応じて厳正な処分をすることが第一と考えている。切り離して考えなければいけない」と述べた。