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2009年02月16日(月) 16時01分

心神耗弱認め猶予判決 平塚駅通り魔事件東京新聞

 神奈川県平塚市のJR平塚駅で昨年7月、通行人を次々と切りつけたとして、傷害罪などに問われた無職桜井久枝被告(34)の判決公判が16日、横浜地裁小田原支部であった。山田和則裁判長は被告の心神耗弱を認め「犯行は衝動的だった」として懲役1年6月、執行猶予3年の判決を言い渡した。

 検察側も心神耗弱を認め、懲役1年6月を求刑していた。

 山田裁判長は判決理由で、被告の犯行時の精神状態について「解離性障害にかかっており、直前にトラブルになった父親への不満を爆発させた」と認定。「犯行に計画性はなかった」と結論付けた。

 検察側が起訴前に実施した鑑定留置で「人格解離性障害があり、責任能力は減退していた」との鑑定結果が出ている。

 判決によると、桜井被告は昨年7月28日夜、平塚駅の改札口付近で通行人をナイフで次々と切りつけ、4人に軽傷を負わせた。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009021601000414.html