広島市と周辺の歴史や文化、スポーツから出題するご当地検定「ひろしま通」の第3回認定試験が15日、中区の基町高を主会場に開かれ、8—83歳の計759人が受験した。市などでつくる実行委員会は初めて東京会場を設けるなど、受験者数の確保を図った。
四択式計100問のうち7割は公式テキストから、残り3割は時事問題だった。東京会場の東洋学園大(文京区)では広島県出身者たち54人が参加した。
実行委によると、一昨年の第1回試験は1458人が臨んだが、第2回は約4割減の832人に。このため受験料の値引き(18歳以下)や団体割引(10人以上)を導入、新球場(南区)見学会も企画した。
前回を約1割下回る受験者数について、市観光課は「大幅な減少は食い止められたが、18歳以下の参加が21人にとどまった点が課題。PRに努めたい」としている。
【写真説明】初めて設けられた東京会場。54人が挑んだ