15日夜に大阪市北区のユニクロ梅田店で従業員11人が縛られた強盗事件で、現行犯逮捕された自称平田雄樹容疑者(31)=大阪市住之江区=が奪ったのは約250万円に上ることが16日、大阪府警曽根崎署の調べで分かった。
同署は、ナイフや粘着テープを持参していたことから計画的な犯行とみて、捜査を進める。
調べでは、平田容疑者は15日午後10時20分ごろ、店の1階入り口から侵入し、副店長(32)をナイフで脅迫。副店長に手伝わせて従業員11人の手首を粘着テープやビニールひもで縛った後、1−3階の金庫を開けさせ現金を奪った疑い。
通報で駆け付けた署員の姿を見ると、エレベーターで4階に逃走。窓ガラスを破って屋上に逃げ、取り押さえられた。
直前に近くを走るJR線の高架に現金入りのバッグを放り投げ、現金の一部が屋上に落ちた。署員がバッグの中の現金と屋上の現金を集めたところ、約250万円あった。
今月1日には、大阪市住之江区のユニクロ住之江店にナイフを持った男が押し入り、現金約40万円を奪う強盗事件があった。