イラク支援撤収隊が帰還　愛知・小牧基地で出迎え式（中国新聞）

2009年02月15日(日) 13時56分

　イラクで空輸活動に従事した航空自衛隊派遣部隊の撤退後、拠点のクウェートで残務処理に当たっていた撤収業務隊約百三十人が十五日までに派遣元の空自小牧基地（愛知県）に帰還、同日、基地で出迎え式が行われた。

　撤収業務隊は一月から順次民間機で戻り、今月十四日に最終部隊が帰還。約五年に及んだイラク復興支援特別措置法に基づく自衛隊の活動は完全に終結した。

　基地では隊員の家族ら約四百五十人が拍手で出迎え。撤収業務隊司令の寒河江勇美さがえ・いさみ一佐は基地内で記者会見し、「何年もやってきた復興支援活動に傷を付けないよう実施した。完全試合を成し遂げたという気持ち」と晴れやかな表情で語った。

　撤収業務隊は昨年十二月上旬から派遣され、テントの片付けや備品の廃棄処分などを行った。