2009年02月15日(日) 13時56分
黒田、遠投などで調整 田沢は初日からブルペンへ(中国新聞)
【フォートマイヤーズ(米フロリダ州)14日共同】米大リーグは14日、フロリダ、アリゾナ両州で16球団のバッテリー組がキャンプインした。
フロリダ州では、フォートマイヤーズでレッドソックスの田沢純一、斎藤隆、岡島秀樹の3投手が練習。新人の田沢は首脳陣が勢ぞろいするブルペンで約50球投げた。斎藤と岡島は守備練習などをこなした。
タンパではヤンキースの井川慶投手(招待選手)が始動。松井秀喜外野手はバッテリー組とともに練習を始め、フリー打撃で強い当たりを連発した。
アリゾナ州では、ドジャースの黒田博樹投手がグレンデールで遠投などで調整。インディアンスの小林雅英投手はグッドイヤーでウエートトレーニングなどを行った。
15日は、上原浩治投手のオリオールズ、川上憲伸投手のブレーブスなど10球団のバッテリー組がキャンプインする。14日は、上原が軽いキャッチボール。川上はキャッチボールでカーブを投げ、ボールの感触を確かめた。
▽「慌てず」と2年目黒田
キャンプ初日を終えた2年目の黒田は「焦らず」「慌てず」という言葉を繰り返し、右肩痛の再発を防ぎ、開幕に向けて調整する考えだ。
昨年は初日から入ったブルペン練習ではグループから1人離れ、約50メートルの遠投で球筋や指の掛かり具合を確認した。「まだ物足りないが、時間がたてば状態は上がってくると思う」と話した。
先発陣が手薄なだけに昨季は183回1/3だった投球回を200に伸ばすことを掲げ「重圧をエネルギーにできればいい」。斎藤の移籍にも「助けてもらうのは1年目まで。自分の力でやっていく」と頼もしい言葉を並べた。(グレンデール共同)
【写真説明】キャンプインし、遠投で調整をするドジャース・黒田=グレンデール(共同)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200902150149.html