記事登録
2009年02月15日(日) 09時39分

住まい失った労働者に「駆け込み寺」…札幌の本願寺に読売新聞

本願寺札幌別院に開設された「さっぽろ駆け込み寺」。本堂で僧侶(左)から説明を聞く入居男性=田村充撮影

 連合北海道(高柳薫会長)は14日、解雇や雇い止めで住居を失った労働者向けに、本願寺札幌別院(札幌市中央区)に臨時宿舎「さっぽろ駆け込み寺」を開設した。

 初日は、本州で働いていた男性2人が訪れ、入居手続きを行った。

 苫小牧出身の男性(50)は昨年6月に派遣会社から解雇通知を受けた。「9月末からバスターミナルで寝泊まりし、寒さでとても厳しかった。住所がないと面接も受けられなかった。畳の上に座るだけでもうれしい」と話していた。

 寝泊まりする場所は29畳の広間で、布団付き。食事や入浴等は自分で手配する。定員は20人で、最大60日間の滞在ができる。4月末まで開設する。

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081209-206556/news/20090215-OYT1T00119.htm