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2009年02月15日(日) 16時29分

中電が石炭ガス化発電で新社中国新聞

 中国電力は、石炭をガス化して燃やす石炭ガス化複合発電(IGCC)で、大型実証試験の新会社を設立する。石炭火力の割合が高い中電は、二酸化炭素(CO2)の排出量を削減するIGCCの技術開発が重要課題で、大崎火力発電所(広島県大崎上島町)で導入を計画。7月をめどに設立し、2012年度の実証プラント着工に向け準備を本格化させる。

 新会社は、実証試験をともにする電源開発(東京、Jパワー)と共同で出資。両社員が出向し、実証プラントの設計、建設と、16年度の開始を目指す実証試験を手掛ける。

 実証プラントは、石炭のガス化に酸素を使う方式では国内最大の出力15万キロワット級。建設に数百億円かかる大規模な事業となるため、会社組織による研究開発の体制を整える必要があると判断した。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200902150188.html