尾道市の第4期介護保険事業計画作成委員会(委員長・安武繁県立広島大教授)はこのほど、新年度から3年間の65歳以上の介護保険料を平谷祐宏市長に答申した。
基準月額は4535円。現行保険料との比較では、合併による激変緩和で本年度まで別の保険料を設定している因島地域で990円、他の地域では382円のアップとなる。新年度から保険料は一本化する。
介護保険サービスの利用料である介護給付費は本年度見込みで約117億円。市は高齢化に伴い、2009—11年度の給付費は年間129億—136億円と推計。被保険者の給付費の負担割合の増加などと合わせ、値上げを判断した。