松江市が受け入れの可否判断を迫られている中国電力島根原子力発電所2号機(松江市鹿島町)のプルサーマル計画で、全国の労組や反原発団体などによる反対集会が14日、市内であった。国の核燃料サイクルに異論を唱え、市中心部をデモ行進した。
約60団体の約600人が集まった会では、放射性廃棄物処分施設の誘致問題を抱える岡山県、中電が上関原発の建設計画を進める山口県など全国の団体が、それぞれの反対運動を報告した。
島根原発でのプルサーマル計画の受け入れ可否について、松江市が近く態度表明することを踏まえ県内の反原発団体が主催。参加者は集会後、中電島根支社前など約2キロを行進し、計画反対のシュプレヒコールを上げた。
【写真説明】中電島根支社前をデモ行進し、計画反対を訴える参加者たち