「どぶろく特区」に認定された島根県内3地域の生産者らが一堂に集う研修会が13日夜、美郷町上川戸の農家民泊「ゆるり」であった。町内や浜田市弥栄町、雲南市木次町日登地区から約30人が参加し、知名度アップの方策などを話し合った。
どぶろくを出す田舎料理レストランを運営する自主組織「日登の郷」の本田宏会長(64)は「どぶろくとの相性を考え魚料理は濃い口に、健康や女性受けを考え野菜料理は薄口にした」とこつを披露。弥栄町の生産者は「どぶろくを起爆剤に、一緒に田舎の素朴さを情報発信したい」と意気込みを話していた。
「ゆるり」の店主前田清美さん(61)も「おのおのの飲み口の違いを生かし、3地域を巡ってもらってもいい」とアイデアを語った。
【写真説明】研修会で他地域の人たちにどぶろくを振る舞う前田さん(左端)