【ソウル=浅野好春】北京発聯合ニュースは15日、北朝鮮消息筋の話として、金正日総書記の長男、正男氏(37)が同日の高麗航空便で北京から平壌に帰国した、と伝えた。
金総書記の誕生日に合わせた一時帰国とみられる。
聯合電などによると、今回、正男氏は北京、マカオに滞在していたとみられる。
正男氏は北京入りした1月24日や、マカオに向かった27日に北京の空港で、後継者問題について「関心がない。だれも分からない。すべては父(金総書記)が決めることだ」と報道陣の質問に回答。
マカオの空港でも、総書記の健康状態に関して「非常に良好のように見える」と突っ込んで発言し、注目を集めた。
15日の出国時は、報道陣を避けてVIP用の通路を通ったため、報道陣の前に姿を見せなかった。