【ワシントン=岡田章裕】米上院は13日夜(日本時間14日午後)、下院と一本化した7870億ドル(約72兆円)の景気対策法案を賛成60、反対38の賛成多数で再可決した。
下院は13日昼に再可決済みで、オバマ大統領が16日までに署名して成立する。
オバマ大統領は定例のインターネットとラジオを通じた演説で、「我々がどうしても必要とした大がかりな計画だ。議会に感謝したい」と早期可決を評価した。
法案は、高速道路や橋など伝統的な公共事業のほか、環境分野に重点投資するグリーン・ニューディールに力を入れた。革新的なバッテリー技術や自然エネルギーなどを活用する新型電力網などに300億ドルを投じる。