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2009年02月15日(日) 10時24分

松井秀、屋外で打ち込む 事実上のキャンプイン東京新聞

 スイングを重ねるごとに打球は力強さを増した。ヤンキースの松井秀がバッテリー組に交じり、事実上のキャンプイン。昨年9月に左ひざ手術を受けてから初めて屋外でフリー打撃を行った。

 メーン球場の右翼でストレッチとキャッチボールを行った後、バットを握った。ミートを重視しながらも、38スイングで3連続を含む6本の柵越えを放った。「ある程度は気持ち良く振れたんじゃないかな。現時点ではまあまあいい感じで打てていると思う」

 一昨年の右ひざに続く手術。状態について「良かったと思う。ひざに意識がある時点ではフリー打撃はできない」と表情は明るい。もちろん、無理はしない。打撃の合間にはゆっくりとした屈伸を繰り返し、「予防の意味で、合間に多めに入れていこうと思う」と気遣っている。

 「自分の中では流した段階」という松井秀に対し、ジラルディ監督は「とにかくチームにとって大事な存在。左足にも力があっていい感じだ」。復活に向け、まずは順調なステップを踏んだ。(タンパ共同)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009021501000069.html