2009年02月15日(日) 00時01分
中国軍副総参謀長が来日へ 日中交流、防衛相と会談(中国新聞)
中国人民解放軍の葛振峰副総参謀長が防衛交流の一環として十六日から五日間の日程で来日し、浜田靖一防衛相らと会談することが分かった。日中関係筋が十四日、明らかにした。
副総参謀長の公式訪問は二〇〇四年十月以来、約四年四カ月ぶり。
昨年は日本側から統合幕僚長や防衛事務次官が訪中、中国側から空、海軍司令官らが来日しており、両国間の信頼醸成をさらに深めるのが狙い。
日本側との会談では、二十年連続で二けたの伸び率を示す中国国防費の不透明性や、昨年十二月の尖閣諸島沖での中国の海洋調査船による領海侵入が議題となる可能性もある。
副総参謀長は関西空港から日本入りし、十九日に防衛相と会談するほか、折木良一陸上幕僚長と会談する見通し。また陸上自衛隊の習志野(千葉県)や木更津(同)などの駐屯地を視察するという。
日中間の防衛交流は靖国神社参拝を続けた小泉純一郎元首相時代に停滞したが、安倍晋三元首相が訪中した二〇〇六年十月以降、徐々に回復。昨年二月に訪中した斎藤隆統合幕僚長は陳炳徳総参謀長の訪日を要請していた。(共同)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200902150040.html