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2009年02月15日(日) 00時00分

多摩市議会が「出前委員会」読売新聞

公共施設対策市民と討論

 多摩市議会は14日、議場の外に飛び出して市民の声を聞く出前委員会を、同市落合のパルテノン多摩で開いた。

 出前委員会は3回目。今回は「多摩市の公共施設を考える市民フォーラム」として、膨大な維持費が予測される市内の公共施設の対策について、市民の意見を聞いた。市内287の公共施設(2007年3月末現在)について、今後20年間で改築・改修費が約460億円かかると従来予測されており、市議会は特別委員会で、施設の配置の見直しによる総数の抑制について議論してきた。

 フォーラムには市民ら約60人が参加。特別委メンバーの市議が、公共施設のアンバランスな配置、財源問題などのテーマ別に解説をした後、市民との自由討論に移った。市民からは、「(市議は)データを読んだだけ。もっと具体的に話して」など厳しい意見も出た。市議会は、フォーラムで出た意見も踏まえ、3月中に最終報告をまとめる予定だ。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/news/20090214-OYT8T01127.htm