１５日午前０時半ごろ、千葉県香取市八日市場の路上で、男性が腹から血を流して倒れているのを１１９番で駆け付けた救急隊が発見。約５０分後、搬送先の病院で死亡が確認された。
腹や胸に数カ所刺されたような傷があり、近くに包丁が落ちていたため、香取署は殺人容疑で捜査を始めた。１６日に遺体を司法解剖するとともに、現場検証を続ける。
調べでは、男性は香取市佐原、無職篠塚和男さん（４５）。篠塚さんは元暴力団組員で、同署が身辺にトラブルがなかったか調べている。
篠塚さんは１５日午前０時ごろ、現場近くの男性宅を訪問。午前０時２０分ごろ、この男性宅前に知人が倒れており、意識と呼吸がないなどと男性の声で１１９番があった。
篠塚さんの訪問先の男性は事件後に行方が分からなくなっている。この男性と１１９番した男性は別人とみられ、香取署は２人が何らかの事情を知っているとみて行方を捜している。
現場はＪＲ小見川駅の北約１キロの住宅街。