20数年ぶりに帰郷して顔を合わせた父親(78)と口論となり、実家に火を付けようとしたとして、佐賀県警伊万里署は15日、現住建造物等放火未遂の現行犯で住所不詳の無職田中高男容疑者(46)を逮捕した。いまだに職に就いていないことを注意され、言い争いになったという。
調べによると、田中容疑者は午後2時35分ごろ、同県伊万里市山代町久原の平屋の実家で灯油をまき、放火しようとした疑い。
約1週間前に実家に戻り、母親(80)と過ごしていたが、入院していた父親が14日に退院してきて口論になり、夕方に家を飛び出していた。
15日は両親が外出中で玄関に鍵が掛かっていたため、勝手口のガラスを割って侵入。訪ねてきた親族が気付いて通報し、駆け付けた伊万里署員が逮捕した。