【ホーチミン14日共同】ベトナム滞在中の皇太子さまは十四日、ホーチミンの約七十キロ南西に位置し、メコン川デルタ地帯の水運の要として発展した都市ミトーに移動、木造の要人用視察船に乗ってメコン川流域の様子を視察された。
水問題や水運を研究テーマにしている皇太子さまは、南国の日差しの下、船上から水上交通網の現状や水産物などの説明を受け、樹木が生い茂る中州や往来する砂の運搬船など雄大なメコン川の風景を写真に収めた。
視察を終えた後、報道陣に「この地域についていろいろ理解を深めることができて良かったです」と感想を話した。
ベトナム、ラオス、カンボジア、タイ、ミャンマーのメコン川流域五カ国と日本は、今年を「日メコン交流年」と位置付けており、経済や文化の交流事業を進めている。
夜には宿泊先のホーチミンのホテルに戻り、日本貿易振興機構(ジェトロ)ホーチミン事務所長の
【写真説明】14日、ベトナム南部ミトーで、船上からメコン川を視察する皇太子さま(共同)