イラクで空輸活動に従事した航空自衛隊派遣部隊の撤退後、拠点のクウェートで残務処理に当たっていた撤収業務隊約130人が15日までに派遣元の空自小牧基地(愛知県)に帰還、同日、基地で出迎え式が行われた。
撤収業務隊は1月から順次民間機で戻り、今月14日に最終部隊が帰還。約5年に及んだイラク復興支援特別措置法に基づく自衛隊の活動は完全に終結した。
基地では隊員の家族ら約450人が拍手で出迎え。撤収業務隊司令の寒河江勇美1佐は基地内で記者会見し、「何年もやってきた復興支援活動に傷を付けないよう実施した。完全試合を成し遂げたという気持ち」と晴れやかな表情で語った。
撤収業務隊は昨年12月上旬から派遣され、テントの片付けや備品の廃棄処分などを行った。