ペットと飼い主による震災訓練が15日、東京都町田市で行われ、住民ら約130人が犬81匹と猫2匹を連れて参加した。
東京湾を震源とする震度6強の地震が起き、避難勧告が出されたとの想定で、町田市の三輪緑山自治会(山崎太一会長)が初めて実施。都獣医師会町田支部なども協力した。
参加住民は、獣医師らの指導で、けがをしたペットの応急処置法を学んだほか、ペットボトルなどを障害物にみたて、ペットと一緒に歩く体験などをした。中でも関心を集めたのは、認証番号を記録したマイクロチップ(電子迷子札)を専用の注射器で犬に埋め込む実演。ペットが迷子になっても、専用機器でチップを読み取ると飼い主などを特定できる仕組みで、参加者たちは熱心に見入っていた。愛犬を連れて参加した教員の湯浅元雄さん(52)は「私の姿が見えなくなると不安がっていた。震災に備えて犬を訓練したい」と話していた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090215-OYT1T00761.htm