原爆症の認定申請を国が審査せずに長期間放置しているとして、兵庫県などの被爆者十数人が早期の審査・認定などを求め、3月中にも大阪地裁などに提訴することを決めた。
弁護団が15日、東京都内で記者会見して明らかにした。
原爆症認定を巡っては、昨年4月に基準が大幅に緩和され、申請数が急増。審査待ちは全国で約8000人に上り、10府県の約200人が昨年12月以降、行政不服審査法に基づく異議申し立てを行ってきた。
弁護団によると、このうち、兵庫、大阪、三重の3府県の被爆者計12〜13人が原告となる予定。審査・認定が遅れたことによる精神的苦痛などへの損害賠償も請求する。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090215-OYT1T00693.htm