15日午後0時25分頃、神奈川県横須賀市の横須賀港内で、米イージス駆逐艦「ラッセン」(9200トン)が、停泊中のプレジャーボート「SUMOMO2」(14トン)に接触した。
ボートには、船長で所有者の東京都江戸川区中葛西、不動産業保戸田誠志さん(43)と釣り仲間3人が乗っていたが、けがはなかった。
横須賀海上保安部の発表によると、現場は沖合約700メートルの海上で、ボートがいかりを下ろしてキス釣りをしていたところ、米海軍横須賀基地に向かっていた駆逐艦が接触。ボートは、右舷側が傷つき、船首のてすりがゆがむなどした。
海保は駆逐艦を調べ、接触痕とみられる線状の傷を確認。業務上過失往来危険の疑いで、米海軍側に乗員の事情聴取を申し入れた。保戸田さんらからも事情を聞いている。
ラッセンは2005年9月から横須賀基地に配備されている。横須賀港では昨年12月にも、海上自衛隊の護衛艦と作業船が接触する事故が起きている。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090215-OYT1T00681.htm