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2009年02月15日(日) 15時56分

親子で「ケータイ」契約書を…ルール作り呼びかけ読売新聞

 静岡県教委は「静岡県のケータイルール」をまとめた。親と携帯電話を持つ子どもの間で、使用に関する契約書を作るのが特徴だ。

 「ケータイルール」を普及するためにちらしも作成。必ず親子で話し合い、「親子のケータイ契約書」を作るよう呼びかけている。

 契約書作成の際に必要な項目として、〈1〉使う「目的」をはっきりさせる〈2〉わが家の「ケータイについてのきまり」を作る〈3〉有害サイトを遮断するフィルタリングの種類を決める〈4〉学校の「ケータイについてのきまり」を守る——を挙げている。年齢で携帯電話の使い方が変わることから、契約書の更新も勧めている。

 有料サイト接続による高額請求のほか、インターネット上で自己紹介する「プロフ」や日記形式の「ブログ」への安易な書き込みによるトラブル例も紹介。「安易に有料サイトに接続しない」「架空請求があったら、親に相談する」「個人が特定できる実名や学校名などを書き込まない」など契約書作成の際のルール例も掲載した。親と子どもの署名欄を設けた契約書のひな型も載せた。

 県教委は、携帯電話の学校への持ち込みは一律に制限せず、自治体や学校の判断にゆだねている。県教委青少年課は「携帯電話の使用を制限したり、禁止したりするよりも持ち始めた時をチャンスととらえ、親子で納得できるルールを作って適切に使用してほしい」と話している。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090215-OYT1T00306.htm