14日午前11時35分ごろ、広島市中区舟入幸町の天満川で男子児童(8)がおぼれているのを、船に乗って近くにいた自営業三宅直彦さん(62)=西区南観音=が発見、救助した。男児の命に別条はないという。
三宅さんは船上で、天満川の護岸工事の警戒をしていた。男児の妹の悲鳴で岸辺近くでおぼれている男児に気付き、船で近付いた。男児は水面から約40センチ沈んだ状態で、すぐに船上から手で引き上げた。「子どもに意識がなく、一刻を争うと思った」と振り返る。
川岸に船を接岸し、駆け付けた市中消防署員に引き渡し、男児は病院で意識を回復したという。
広島中央署によると、男児は妹と河川敷で遊んでいて足を滑らせ川に転落したらしい。
【写真説明】天満川に転落した男児を救助した三宅さん