日本列島は14日、北海道付近の低気圧に向かって南から暖気が流れ込み、全国的に気温が上昇、3月から7月並みの暖かさとなった。静岡市や神奈川県小田原市などで気温が25度を超える夏日となるなど、2月の観測史上最高を記録する地点が全国105か所に上った。一方、北日本の太平洋側を中心に強風が吹き荒れた。
急激な気温の上昇で各地で被害が続出。福島県石川町で湖の氷が割れ、ワカサギ釣りに出掛けた2人が行方不明になり、秋田県由利本荘市では雪解け水と大雨で増水した沢があふれ、民家など4棟が浸水。強風のためJR各線が運休した。
気象庁は同日夜遅くにかけ、引き続き暴風や高波への警戒が必要とした。
同庁によると、午後にかけて各地で気温が上昇。静岡市の清水で26・8度、小田原で26・1度といずれも7月上旬並みに。東京都心も午後2時に今年最高の23・8度まで上がった。
強風は、午後2時ごろに北海道えりも岬で最大瞬間風速35・5メートル、栃木県日光でも午前11時半ごろに33・6メートルを観測した。
14日夜遅くにかけての予想最大風速は、北日本の陸上で18—20メートル、海上で20—25メートル。予想される波の高さは北海道太平洋側で6メートル、北日本日本海側で5メートル。
(2009年2月14日21時49分 スポーツ報知)
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