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2009年02月14日(土) 20時01分

30数年「長女」だった長男、婚姻届で誤記わかる読売新聞

 島根県出雲市は14日、30歳代の男性の戸籍が「長女」と誤って記載されていたと発表した。

 男性が市に婚姻届を提出し、わかった。

 男性の出生届を受けた当時の職員が、戸籍に続き柄を手書きした際、ミスしたという。市は、男性らに謝罪し、戸籍を訂正したうえで、婚姻届を受理する。

 同市市民課によると、市平田支所が12日、男性から11日に提出された婚姻届の手続きをしていた際、本来、「長男」の続き柄が「長女」になっていることに気づいた。

 市は、いったん婚姻届の受理を保留とし、男性の母子手帳などを基に法務局に戸籍の訂正許可を申請した。

 男性は、住民票の性別欄は「男」になっていたため、これまで気づかなかったという。長廻栄・市民課長は「人生の門出に、迷惑をかけて申し訳ない」と話している。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090214-OYT1T00719.htm