東京都板橋区のスタジオでアダルトビデオ(AV)の撮影に参加していた妊娠中の女優(25)が体調を崩し、搬送先の病院で死亡していたことが13日、分かった。警視庁板橋署は、事件性はなく、病死とみている。
板橋署の調べなどによると、12日午後4時半ごろ、板橋区向原3丁目のスタジオから、女優が倒れたと119番があった。救急隊が駆け付けると、女優はすでに心肺停止状態だった。同日午後10時半ごろ、搬送先の病院で死亡した。
この日は、朝からAVの撮影が行われており、女優は性行為などを行った後、「気持ちが悪い」などと話し、倒れ込んだという。撮影では縛ったり、器具を使うなどの行為はなく、女優の体に目立った外傷はなかった。板橋署では事件性はないとみている。
世田谷井上病院の井上毅一理事長は「妊娠初期は、流産になる可能性が高く、セックスをしてはいけません。安定期に入れば、男性が上に乗らないようにして、できるだけ静かにするようにします。乱暴にすると、子宮が破裂したり、大出血することもあります。AVでは普通以上に激しいことをやりますから、非常に危険です」と話している。
(2009年2月14日06時02分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090213-OHT1T00303.htm