ひな祭りを前に佐賀県嬉野市塩田町の「志田焼の里博物館」で、世界に一つの陶器製ひな人形をつくる教室が開かれ、大人たちが童心に帰って作業に励んでいる。14日は素焼きした人形に絵付けを行った。
参加者約20人は、同館の陶芸指導員山口増広さん(52)に助言を受けながら、1月末に自分たちで成形した「お内裏さま」と「おひな様」が一対になった人形(高さ10〜18センチ)に、7色の専用絵の具で彩色していった。後日、本焼きして完成する。
同市嬉野町の中村ツサさん(72)は「思っていたより難しいが、楽しみながら作業している。完成が待ち遠しい」と話していた。出来上がった人形は、26日〜3月8日に同博物館で開かれる「ひなまつり人形展」で展示される。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090214-OYT1T00583.htm