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2009年02月14日(土) 15時11分

コメ作り農家に最高500万円…新潟県、所得補償試行へ読売新聞

 新潟県は、若い世代が農業の担い手となれるよう、コメ作りの農家に対する独自の所得補償制度を新年度からモデル事業として設ける。

 10ヘクタールあたり最高で年間500万円を補助する仕組みだ。試行は5年間を予定し、成果を検討したうえで国に本格導入を提言する方針。県によると、こうした補償制度は全国で初めてという。

 計画では、10ヘクタールの生産規模で年間1800〜2000時間働く農家が、400万〜500万円の所得を得られるような枠組みを設定する。新年度は2集落をモデル地区として選定。県が地区ごとに定める「所得保障ライン」に満たない場合、不足分を県が補う。

 農家の販売努力で「所得保障ライン」を超えた場合も、一定の補助を行う。また、主食用米とは別に、米粉用米や飼料用米などを作付けする場合には5%分を上乗せし、主食用米以外の価格競争力をつける。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090214-OYT1T00550.htm