1台の車を複数の会員が共同で使う「カーシェアリング」。環境に優しく、維持費も抑えられるとして、注目を集めている。
財団法人「交通エコロジー・モビリティ財団」(東京)によると、国内でカーシェアリングに取り組む企業・団体の会員は6396人で、1年前の3245人から倍増。財団では「出費を抑えようという意識が働いたのでは」とみる。
京都府は住民と府職員計約90人が参加し、「オリックス自動車」(東京)の軽乗用車を平日は職員が公用車として使い、週末は住民が利用する官民共同実験を始めた。利用者は携帯電話などで会員番号を入力し、府庁近くの駐車場にある軽乗用車を予約する。同社は「平日1台あたりの利用は平均2件で、他の場所より利用率は高い」としている。実験は16日まで。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090214-OYT1T00533.htm