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2009年02月14日(土) 12時05分

法大生8人、大麻吸引で無期停学…逮捕された5人の友人読売新聞

 昨年10月にキャンパス内で学生5人が大麻を所持し、逮捕される事件が発覚した法政大(東京都千代田区)は14日、ほかの男子学生8人が同様に大麻を吸引していたことが内部調査で分かったとして、無期停学処分にしたと発表した。

 同大によると、8人はいずれも2年生で、うち5人が経済学部、3人が社会学部に在籍している。昨年6月ごろ、町田市内の同大多摩キャンパスで大麻を吸ったとしている。

 同大では、学生の大麻取締法違反事件を受けて、学内に調査委員会を設置。5人が大麻を所持していたとみられる図書館や会議室を利用していた学生に聞き取り調査をした。8人は逮捕された5人の友人で、大半は否定したものの、他の学生の証言などから大麻を吸引していた可能性が高いと判断し、処分に踏み切った。大麻取締法には吸引を処罰する規定はなく、大学は8人について警察に通報しておらず、刑事処分も受けていないという。

 同大では、昨年11月に事件にかかわった別の学生1人も処分を受けており、処分された学生はこれで計14人。同大総長室は「摘発されたわけではないが、若者の間に大麻汚染が広がる中、厳しい姿勢が必要と判断した」としている。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090214-OYT1T00419.htm