14日午前7時10分頃、福島県石川町の母畑(ぼばた)湖(千五沢ダム)にワカサギ釣りに出かけた同県矢吹町西長峰、農業鈴木勲さん(69)の孫の男性から、「祖父が帰ってこない」と110番があった。
鈴木さんは13日午前、同町田町、無職根本円三さん(69)と出かけたままで、湖畔に鈴木さんの車が残され、湖面の氷が割れていた。
石川署は2人が湖に落ちた可能性が高いとみて、捜索している。
発表によると、岸から約13メートル離れた湖面で氷が割れ、水面が直径約3メートルにわたって円状に露出。付近の氷上で、釣りざおのカバーやバッグが見つかった。
母畑地区土地改良区千五沢ダム管理事務所によると、母畑湖は穴釣りの人気スポット。今年は部分的に氷が張っている状態で、立ち入り禁止区域も設けていたが、2人の荷物があった場所は禁止区域ではなかったという。
福島地方気象台によると、13日の石川町の最高気温は11・8度で、3月下旬並みの暖かさだった。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090214-OYT1T00399.htm